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12.05.2015

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5月10日 日曜日


出勤の為 早朝に家を出て開店の準備と仕込みから始まった朝


連日の初夏のような天気が続きその日も朝から暑く
今日も忙しいんだろうねとスタッフと話しながら何時も以上の倍の量で仕込みをする


開店前からお客さんが入店しては まだオープンしていない事に気付き帰って行くのが続いて
開店後もレジの前には列が並ぶ程


そしてその忙しさはお昼前迄続き
お客さんから頂いたオーダーを作っている時
わたしの目の前に 陽に焼け頬を赤くした子供達2人が突然現れた


勤務先には時々遊びにくるのだけど
店前に車の姿も見えなかったので
「自転車で来たんだ?」
と聞いた
「ううん!ちがう!」
と息子
その横でカウンター越しから背伸びをしてこんがり焼けた娘が
くしゃくしゃな顔でわたしに手を振っている





、、、
って 、、あれ??

後から何時も一緒に来る旦那サンの姿がまだ見えず。


「!?」


「えっ?」
「えっ?!」


勤務先迄自転車で来る距離でも無くて
子供2人が自転車で来るなんて以ての外であって
旦那サンの姿も見えなくて


「あるい、、き、、!!」


店内に響くVitaMixのミキサーの音でよく聞き取れ無かった息子の口元は
わたしの目には精確に歩いて来た!と言ったのが見て分かった


一旦ミキサーを止め

「歩いてきたーーーーー?!」
「は!?」

「なんで?!」


「ぼくといりが喧嘩ばっかしてるからまさきくんに家から出て行けって言われたから」
と息子
又その横でママ〜!と手を振るこんがり娘
「いりと2人でママのところに行こうって言ってお店に来た!」

オーダーを受けながら話を聞いていたけど
そう言っている息子は至って冷静だし
その横で娘は笑っているし動揺しているのは母一人

時計を見るとまだお昼前
逆算すればわたしが家を出た直ぐ
何時もの様に2人の喧嘩は始まり
旦那サンが爆発して子供達は出て行ったんだろうと予測
カウンター下を見れば娘は
初夏の天気に黒いロングTシャツにデニムにUGG風のブーツを履いていた
きっと怒られて直ぐ家を出て来たんだな


「家を出て来た事はパパは知っているの?」

「うん、知ってる」

「お店に行く事は知ってるの?」

「知らないよ」


お店の外のベンチでお昼御飯を食べさせて3O分休憩を頂いたところで
子供達を連れて近くのピーコックへ行った

「なんで?なんで?!」
「どうやってきたん?!」
「お店迄自転車でも疲れるし行かない!って言うやん!」

そう聞くわたしにニコっとしながら
「楽しかったよ!」
と息子

「遠かったやろ?」

「いりとママのお店、もう直ぐだねって何回も言いながら来たよ」

もう直ぐだねって言えるような距離では無いし
子供達と世田谷公園迄も歩いた事も無いし
大人も歩いて行くような距離でも無いし

自宅から恵比寿迄歩いた事も無い!
恵比寿迄の道も教えた事も無い!!




疲れてないの?
と聞けば

ぜーんぜん!!と言う子供達

「途中 暑くてお腹空いたから2人でコンビニに行ってポカリとグミ買った!」
と小銭だけが入ったお財布を見せて言う2人
娘なんて わたしが小学生の時に母から買って貰った蝦蟇口の財布を
丸裸で持ち歩いて恵比寿迄歩いて来た


ピーコックに着いて
お店のお遣いもあって地下の食品売り場へ移動しようとした時
先に行ってて!と息子
私の後を追って来ていた娘もその兄の声を聞いて
兄の所へ駆けて行った
娘を呼んでも兄から離れなかったのでそのまま地下へ行き
用を終え1階へ行くと


「ママ〜 ! はいっ!! 」


霞草とカーネーションの花束を2人で持って
わたしに差し出して来た


わたしが地下に居る時
入り口にあるパン屋さんの横にある花束が売られているコーナーを見て
2人がお金を出し合って買ってくれたらしい



恵比寿迄数時間もかけて歩いて会いにきてくれた事にも驚きでまだ動揺している中
突然のカーネーションの花束贈呈で更に情念が増しピーコックで泣いた



外に出て
暑いと言う子供達にアイスを買って 花束を抱えお店に戻った私達


後から娘に話を聞くと

「いりがつかれたとき おにいちゃんがおんぶしてくれたんだよ!」

「おにいちゃん やさしかったんだよ」

と嬉しそうに言っていた娘


兄妹喧嘩をして怒られて家を出て来た2人は
何時も以上に仲が良くなっていた


いりもお金を出して花束を買ったんだよと言ってくれて
いりはいくら使ったの?


「いりはねー ずーえん(10円)だした!! 」

娘のお財布を覗くと

5円1枚
1円3枚
8円が入っていた





今 2人から貰ったカーネーションの花束は
ラッピングされたままの状態で花瓶に飾られている



そして
日曜日の出来事が嬉しくて2日経った今日もわたしは2人に
「遠くなかった?」
「疲れなかった?」
と聞いた










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May 12, 2015
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